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ロイアイお題診断メーカー

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6月11日 = ロイアイの日を
一緒に楽しもうという期間限定の企画サイト

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■□ 開催期間 2015/6/11~2015/7/10 □■

(バナーをクリックすると会場にとびます。)


企画内企画の
「 どきどき☆ロイアイお題診断メーカー2015 」に
初トライしてみましたよ。

診断メーカーを使用し作品のテーマを決め
結果に基づいた作品を投稿する
・・という企画であります。

27日(土)に、ポチっとなして
与えられたお題は、こちら!

診断メーカー☆お題

描いていたら完成がいつになるかわからないので(ぉぃ)
書いてみたよ。

ロイアイで文章を書くのは初めて!
いや・・・
『 文章 』といえるようなものではありませんが(^^;


以下、投稿作品。


>>ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー<<


【 クッキー 】


腹の虫が鳴って自分の空腹に気がついた。
と同時に、マズイな・・・と思った。

静かな部屋なので
小さな音でも大きく聞こえてしまうが
ここは軍議の場でも職場でもなく
自室なので問題はない。

問題なのは、ここに彼女がいることだ。

一応、断っておくが
" 彼女がいる " のがマズイんじゃないぞ。

静かだったとはいえ所詮は腹の音。
聞こえてはいない・・・

「 いま、お腹なりましたよね。」

聞こえていた。マズイ・・・

「 今日、お食事とられましたか?」

「 いや、その、いつも君が言うから
  きちんと食事をとるというのは守ってはいるのだが
  今日は、つい・・ 」

「 食べておられないのですね。」

「 はい。」

今日は非番だったこともあり
昨夜、帰宅してから久々に本を読み始めたらとまらなくなり
中尉から急ぎの書類があるから、という連絡があったのが
16:30頃のこと。

あ、呆れてる。

声には出していないけれど
「 またですか 」って顔に書いてあるのが見える。

「 ちょっと待ってください。」

そういうと彼女は書類を入れてきた
自前の鞄の中から、小さな包みを取り出した。

「 レベッカからもらったクッキーなのですが 」

へアゴムでくくられた白い紙ナプキンをひろげると
高価そうなクッキーが現れた。
おそらく、グラマン中将のおやつのおすそわけだったようだ。

本当は君の手作りクッキーがよかったのだが
この際、文句は言えない。

「 半分こですよっ!」

あ、全部じゃないんだ。

強い口調で言われたから、おそらく
まだ彼女は食べていないのかもしれない。

「 食事を食べに出るからクッキーはいいよ。
  よければ君も一緒にどうかね?」

「 お断りします。」

あ、やっぱり。

「 私はこの書類を提出しに軍部に戻ります。」

あー、そうでした。
急ぎの書類でした。
 
「 提出したら、今日は " あがり " ですから
  食事を作りに戻ります。
  だから、このクッキーを食べて待っていてください。」

上司の健康管理も部下の仕事です・・・と言うと
彼女は軍部に戻って行った。

" 背中 " だけではなく
私というすべてを
彼女に守られているような気がする。

「 甘えすぎているよな・・・」

おすそわけのおすそわけのクッキーを
ひとつ口に放り込む。

彼女にも甘えて欲しいのだが
このクッキーのようには
なかなか簡単にはいかないのであった。


>>ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー<<



クールでシビアな中尉ではありますが
基本、大佐に甘い中尉。
そして中尉に弱い大佐。

ストイックすぎる彼女なので
甘えてくることなんてないでしょうけれど
少しは甘えていいのよぉ~ ( ̄▽ ̄)


最後まで御覧いただきまして
ありがとうございます☆


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